胡志明的藍天

3月中旬の一週間、中国上海郊外の大手アパレルブランドの自社工場の一行を、ホーチミン周辺の縫製工場へ案内しました。

訪問した工場は、ベトナム経営、韓国経営、オーストラリア経営、日本経営の8工場です。

訪問後、一行から出た興味深い質問の一つは「一般的なベトナムの工場もこれらの工場と同じレベルなのか?」と言うものでした。

私の回答は、

 「一般的なベトナムの工場は、品質や生産管理の状態は、今回視察した8工場のレベルにはない。」

 「貴社のブランドの生産に見合う工場を選んで視察して貰った」

 「但し、ベトナムや東南アジアの工場は、日進月歩、品質や生産性が向上している。」旨を返答しました。

彼らからの別の感想は「中国の自社工場より管理が進んでいる部門もあった。今回の視察は良い経験になった。更なる改善に着手したい。」と言ってました。

彼らに取っては、初めての東南アジア訪問で、しかも、訪越前は、昨今のニュース報道から、ベトナムや韓国系の工場訪問は、「少し躊躇」していたようなのですが、「百聞は一見にしかず」で、今回の視察を設定して良かったと思いました。

米国が「保護主義」に走る中、中国は一応「グローバリゼーション」を謳っています。

昨年11月に中国国内で販売された車の台数は1ヶ月で300万台を超えたそうです。

今年の春節時に海外に出た中国人は600万人。

中国の消費の動向を考えたら、今後数年の内に中国のアパレル輸入は急速に増えると思います。

3月11日の夜、偶々、滞在していた上海のホテルで、ニュースを見ていたら、以前から注目している、林毅夫(Justin, Lin Yifu)教授が、中国経済とアフリカ、及びベトナムを比較しながら「労働集約産業の行く先」の話をしていました。

林教授の履歴説明は、ここをご参照ください。(もう一人の注目すべき関志雄氏が林教授に敬意を表する形の履歴です)

中国アパレル一行の、感想を聞いた際に、1990年代に中国視察をした時に、北京のある中国人政府の方から「百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず」と言われた事を思い出しました。

何事も「実行」あるのみ。。

写真は視察の間に撮ったホーチミンの青い空です